【GENBAx点検事例】業務時間の劇的な短縮に貢献。現場の業務効率化に確実な手応え。旭建設(宮崎県)

2025/11/10
導入事例

旭建設株式会社(以下、旭建設)は1959年6月に設立し、宮崎県日向市に本社を置く建設会社です。

旭建設は、「地域良し・発注者良し・企業良し・未来も良し」という「四方良し」の理念を掲げ、「笑顔あふれる社会の実現」という目標を目指して活動しています。

企業として、社会貢献に積極的であり、SDGsの推進やDX認定の取得、流域治水サポーター指定などの先進的な取り組みを行っています。

また、重機遠隔操作と省人化に関する見学会がメディアで紹介されたり、ドローンレース大会を開催したりするなど、ICT/DXを活用した活動報告も多くリリースされています。近年では、国土交通行政功労表彰(働き方改革促進優秀施工業者など)や工事成績優秀企業認定など、数多くの受賞歴をお持ちです。

会社全体としてICT/DX推進に取り組まれており、経営層から現場スタッフに至るまで積極的に推進しています。旭建設では、社外の方をお招きしたり、社員がICT関係の見学会や会社に赴いたりする機会が多く、全国規模で学習や推進も行っています。

DX推進は計画的に進めたというよりも、「あるべき姿」を自然と追い求めていた感覚に近く、環境負荷軽減や業務改善の観点から、様々なツールを積極的に導入しているとのことです。

今回インタビューにご協力いただいたのは、現場のICT/DXツールに最も触れている若手社員の一宮様と井上様です。

はじめに、お2人の直近の業務について教えてください。

一宮様:入社3年目で、現在は高千穂町の花の群現場で、工事用道路設置工事の担当技術者をしています。主な業務内容は、安全書類の作成、現場で使用する点検表などの書類整理、測量業務などです。

井上様:入社2年目で、同じく高千穂町にある薑谷現場で盛土工事のための地下排水処理工事の担当技術者をしています。主な業務は、安全関係の書類作成などです。

両名とも担当技術者として現場に入り、点検表の管理など、DX推進の中核となる重要な業務を担っています。

「GENBAx点検」を知ったきっかけと導入の背景

GENBAx点検導入のきっかけは、2025年1月24日に開催された「宮崎県インフラDXコンソーシアム」でのSORABITOの講演でした。

SORABITO会長の青木が「ペーパーレス化がDXの最初の一歩」と題して登壇した際に、旭建設の黒木社長をはじめとする経営陣の皆様に共感いただき、サービスの導入検討が始まりました。

「GENBAx点検」が現場の安全点検にかかる工数削減と紙使用の削減に貢献すると評価され、導入を決めていただきました。

SORABITO阿部:導入前の現場では、紙ベースでの安全点検業務に関してどのような課題がありましたか?

井上様:働く人数が多い現場では、点検の数が増えるほど紙の枚数が増え、書類をまとめるのに時間がかかるので、休憩時間を削って作業していました。

また、現場で不定期に作業される協力会社や作業員の方にも点検をしてもらう必要があるので、その方たちのために毎回1枚の点検表を用意していました。結果として、紙が溜まっていき管理枚数が増えるばかりでした。

一宮様:「GENBAx点検」の導入後に、世の中では「ペーパーレス化」が行われているにもかかわらず、建設現場では非常に紙が多いという実態を改めて感じました。

「GENBAx点検」を導入の際、苦労したことはありましたか?

井上様:当初、点検表の設定(特に「安全巡視」など)には慣れていなかったため少々苦労しましたが、導入が決定した後にSORABITO阿部さんから個人的に教えてもらいながら運用を開始することができたので、基本的な安全点検業務は運用できるようになりました。

同じ様式・表形式であれば、Excelシートを元に項目だけを変更して作成することが可能になりました。重点目標など細かい設定や複雑な表形式の作成はもう少し慣れていく必要がありそうです。

「GENBAx点検」を使っていく上で今後の課題はありますか?

一宮様:新しい作業員の方が来た時の説明の負荷ですね。特に高齢者の方もいらっしゃいますので、スマートフォンの操作自体に不慣れな方もおり、ツールの使い方を説明するのに時間がかかります。例えばQRの撮影の仕方から説明することもしばしばあります。

協力会社の中でも、個人の携帯電話を使用することに抵抗感を示す方も一部いらっしゃいました。入れ替わりで現場に来る方もいるため、その都度、朝に説明を行う必要があります。現場の規模が大きくなり人数が増えた場合、毎日の説明にかかる時間が大きな負担になるという不安はありますね。

SORABITO阿部:お1人ずつへの説明は大変なので、ぜひヘルプサイトに掲載している簡易マニュアルをご活用ください。クイックスタートガイドという名称で、操作や機能説明がペラ1でまとめてあります。事務所の休憩所などに貼っていただくと全体の流れなどがわかるので、説明の負荷を下げられると思っております。導入企業の方には多く活用いただいており実績もありますので、ぜひご利用ください!

「GENBAx点検」の導入効果や、導入されて新たに気づいたことはありましたか?

・ペーパーレスについて

一宮様:「GENBAx点検」導入後に最も強く効果を感じられたのは、やはり「紙が減ったこと」ですね。

その他には、安全点検業務にかかる時間の短縮、紙の大幅削減、現場作業員の満足度向上という点で大きな効果が出ていると実感しています。

井上様:紙で運用していた過去の現場と比較して、点検、整理、承認作業を含む点検業務にかかる時間が大幅に削減され、昼休みなどに食い込んでいた書類整理の作業もなくなりました。毎朝現場を見てすぐにスマートフォンで安全点検を行い、承認するだけになったため、以前の現場では20分から30分かかっていた点検・整理作業が、わずか5分程度で完了するようになりました。

・書類管理について

一宮様:1ヶ月のまとめ作業についても、紙ベースでは相当な時間がかかっていましたが、現在はデータでフォルダにまとめるだけになり、10分もかからずに終わるようになりました。

出力も、安全点検3ヶ月分で人数によっては500枚を超えるような膨大な量の紙が使われていましたが、導入後は紙の量がほぼゼロと大幅に減少しました。

井上様:点検結果はPDFで電子保存され、印刷する必要がなく「紙を使わない運用」が実現できています。同時に紙を管理していたファイル保管も不要になったので、場所を取ることもなくなり、物理的な紙の量と管理のためのスペースが激減しました。紙で運用していた現場では安全関係のファイルが15冊ほどあったのに対し、現在は安全点検の書類が1冊のファイルにまとめられています。

健康チェックについても、以前は紙の点検表を使っていたので、スマホでできるようになったのはすごくいいね!と好評です。

また、月次のパトロール時も同様に、現場で作成したPDFを見せることができています。

・承認について

一宮様:「GENBAx点検」を導入したことで、現場代理人など上位承認者の負担が大きく軽減されたと思います。

今の現場では、承認者を月次担当者として設定しているため、現場代理人は月の終わりに点検簿を見て承認するだけで済むようになっています。そのため、全ての承認完了までにかかる時間が非常に短くなりました。1ヶ月分の点検データをまとめてバッと見られるため、負担が減ったと感じています。

井上様:現場で働く作業員からも「早くて楽」というポジティブな評価を得られたことで、「GENBAx点検」が現場で受け入れられている感触を得られました。

SORABITO阿部:今回の現場では、点検のデータ処理や定期チェックが徹底されていて、私の方でも定期的に利用状況をモニタリングしておりますが、消化率が100%と、一宮様と井上様がご担当されている現場は旭建設の中でも特筆して高い運用精度を誇っていらっしゃいます!

「GENBAx点検」に追加して欲しい機能があれば、教えてください

井上様:電子的な印鑑機能や、承認者による手書きサインのオプションがあれば助かりますね。

現状のテキストベースの承認では、承認者の名前が入るだけで「誰でも押せるのでは」という印象を与えがちで、「ちゃんとやっている感」が伝わりにくいと感じています。

特に、代理人や承認者といった責任ある立場の人による承認には、赤色の印鑑のような視覚的なインパクトや「オフィシャル感」が重要であり、パッと見て「ちゃんとやっている」とわかるようにできたらいいですね。

また、KY(危険予知)などの書類では、会社によっては手書きサインがルール化されているケースもあるため、デジタルで手書きしたものを画像として保存・表示できるようにしてほしいです。

一宮様:今後の現場で「個人用のQR」を作成し、その人がQRから入れば、その人だけのチェック用紙が出てくるような仕組みがあればいいですね。

現状では「現場に入る」という手順から点検表を選ぶため、間違って違う作業員が他者の点検表に入力してしまうというミスが発生することがあります。個人単位で必要なチェック項目だけが自動で表示されるようになれば、新規の作業員への説明の手間も減り、ミスの防止にもつながると思います。

SORABITO阿部:最近追加された「予定管理」機能を使うと、機械と会社を紐づけることによってチェック項目の自動振り分けができるので、ご要望に近い形で運用可能かと思います。ぜひご案内しますね!

「GENBAx点検」を活用して、取り組みたいことや展望があれば教えてください

井上様:将来的にKYや作業計画書などの安全書類に対応する機能が「GENBAx点検」に搭載されたら、これらも全てツール内で完結させたいと思っています。

旭建設は、経営層主導でDXを強く推進する企業として若手社員がその運用を牽引しています。「GENBAx点検」の導入により、紙の消費量を劇的に削減することに成功し、それに伴う管理工数の削減という大きな変化がありました。

これからも旭建設における、「若手が牽引する現場DX」の取り組みが期待されます。

そしてSORABITOは、今回のインタビューで伺ったご要望にお応えできるよう、今後も様々な機能開発や実装に取り組んでまいります。

導入企業紹介

社名:旭建設株式会社 代表取締役社長:黒木 繁人 本店所在地:宮崎県日向市向江町1丁目200番地 設立:1959年6月 URL:https://www.construction.co.jp/

「GENBAx点検」とは

「GENBAx点検」は、建設機械の始業前点検のほか、設備や足場の点検、作業員の健康チェックなどあらゆる点検表をペーパーレス化します。点検表の回収を不要に、点検承認をスマート化し、安全点検業務を効率化するサービスです。

サービス紹介動画:https://youtu.be/ZYatxLUStAY?si=U9U1B5eXLfohUmLn サービス紹介:https://genbax.jp/inspection/construction/