株式会社丸田組様は、北海道網走市に本社を構える大正8年創業の建設会社。長い間地域の産業や暮らしを支えてきました。自社では進んでICT技術を取り入れるなど、常に新しいことにチャレンジされています。若手を中心に女性社員も現場で活躍しており、いいものはどんどん取り入れようという企業風土をインタビューでも感じられる企業様でした。
2024年4月にリリースした「GENBAx点検」のβ版を2024年8月から無料トライアルでご利用、幾度に渡る機能改善のご要望をいただき検証後、2024年10月に「GENBAx点検」を3つの現場で本番導入いただき、現在はさらに導入現場を増やしてご利用いただく検討をされています。
「GENBAx点検」の導入の背景や具体的な成果、導入に至る経緯などについて、現場の責任者である丸田様を中心にお話を伺いました。
GENBAx点検について

「GENBAx点検」は、安全点検を効率化するツールです。建設機械の始業前点検のほか、設備や足場の点検、作業員の健康チェックなどあらゆる点検表をペーパーレスに。点検表の回収が不要、点検の承認をスマートに、安全点検業務の効率化を実現するサービスです。
2023年年末にα版リリースし、ご利用いただいた現場からフィードバックをいただきながら、2024年3月にβ版、4月には製品版をリリースしています。
2024年9月には国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS(ネティス)」に登録されました。
はじめに、丸田組様の事業と丸田様の業務について教えてください。
丸田様:丸田組は主に官公庁や農協、漁協などから直接依頼を受ける「元請け」として長年にわたり建設会社として地域の発展に貢献してきました。事業としては一般土木、農業土木、海洋土木等の施工管理業務・建築物の設計、施工管理業務等を行っています。
私については、丸田組に2014年4月に入社し前職と合わせると土木業界15年目になります。丸田組に入社してから自動追尾のトータルステーションやマシンガイダンスシステムを知り夢中になりましたね!
最近の趣味は3Dプリンターで小道具作り、思いついたらモデル作成してすぐ印刷しています。
ハンコと手書きが苦手。同じことを同じままでなくちょっとでも工夫したがる今年40歳です。
直近の業務内容は、元請け現場の現場代理人で施工管理しながら、何か新しい取り組みや今ある物の改善を考えています。(今考えていることは1つの3Dモデルで10個くらい活用できないか模索中)

組織・部署のDX推進の取り組み状況について教えてください。
丸田様:当社は以前からICT・DXについて進んで導入してきましたね。会社全体で意識的に取り組んでいるというより、自分たちが「便利」を一番に考えているので会社からよりも現場担当者が興味のあるツールを実際に使ってみて検証してみる流れです。
例えば安全日誌も自社でデジタルフォーマットを作ってタッチパネルでチェックできるように作ったりしています。今ある環境・モノを最大限に活かそうと考えています。
新しいシステムなどは担当者が実際に触ってみないとわからないので、会社には導入してみて大体は事後報告です笑

SORABITOや「GENBAx点検」を知ったきっかけと、話を聞いてみようと思った理由について教えていただけますか?
丸田様:元々、デジコンの記事でSORABITOさんの事を知りましたね。当時から安全書類管理をデジタルで保存できないかと思っていたので、ちょうど良いのではとピンと来ました。
実は私、手書きが嫌いで・・・大量の紙を見ていると憂鬱になるんですよね。できる限り紙をなくしたいという思いがありました。
そこで、タイミングよく千葉県の幕張メッセで開催されていた「CSPI-EXPO 2024 - 第6回建設・測量生産性向上展」に出向き、ブースで話が聞けたので、実現性が見えましたね。
まだあの当時はβ版だったのでこちらの機能要望をリストにして担当者の方とやりとりを行っていました。SORABITOさんのGENBAx点検チームは次々と機能要望に応じていただき、これはいけそうと日に日に実感が湧いてきました。


トライアルに取り組まれてみて、いかがでしたか?
丸田様:トライアル時のGENBAx点検の機能は導入に向けての課題はたくさんありましたね。例えば、建機に貼るQR出力用紙の記載事項やレイアウトの変更をしたい、月単位で点検結果を抽出したい、1つの建機の点検状況を一覧で見たいなど。
現場レベルでより便利に利用できるためにたくさんの要望を出させていただきました。
かなりのスピード感を持って取り組んでいただいたのは有り難く、こちらもいよいよ導入できるなというラインまで近づけてくれましたね。
トライアル以降も様々な機能リリースがあり、当社は壁打ち相手で何度もやりとりもしましたね。
なので、非常に使う側の身になって考えられているサービスになっているのではと思います。今でも1、2ヶ月に一回は電話でサービス内容について会話をしていますし機能リリースは定期的に連絡が来ており、当社の要望がサービスに反映されていることに親近感を得ます。

導入の決め手は何ですか?
丸田様:紙をなくしたい。そこから元々導入を考えて話を進めていたのもあるのですが、先ほど言った通りこちらの機能要望をある一定のレベルまで対応してくれたのと、やはりマスタ管理できるようになったことが決め手でした。後は自分で何とかできそうだったので笑

導入の際に苦労した点はありましたか?
丸田様:いえ。それほど苦労した点はなかったです。元々自分たちが使いたいと思って進めていたプロジェクトなので、トライアルを行いながら導入後のイメージを持つことができました。
現場の作業員の方々は初めて触るので抵抗感はあったようでしたが、画面のイメージをキャプチャした紙の一枚物をSORABITOさんの資料から切り貼りして用意し、点検作業のやり方を説明してからは皆さん苦なく使ってくれていますね。

髙杉様:皆さんの平均年齢は50歳後半から65歳前後なのですが、すぐに慣れてくれて好評です!


導入の効果を教えてください。
丸田様:安全点検にかかる時間が1/3以上効率化された実感があります。さらに安全点検項目が多くなればなるほど効果が出ますね。20機種くらいあれば効果テキメンじゃないかな。
橋本様:あと、一括承認ができるのがいいですね。一枚ずつハンコを押さなくていいのが大変助かりました。これだけでも30分はかかりますから。
「GENBAx点検」に追加して欲しい機能があれば、教えてください。
そうですね。日々出てはきますが、
● ドローンのような点検で、総使用時間の項目があればいい
● 通知が来る機能があったらいい
● 翌日の作業予定として、点検担当会社や点検不要の設定ができるようにしてほしい
● レンタル会社から借りた建機に点検NGが出た場合にそのままレンタル会社へ通知が行くようにしてほしい
とりあえずはこんなところですが、機能リリースのスピードが早いので我々が要望している機能以外ももちろん期待しています!
他の現場や他社に「GENBAx点検」を広げていきたいですか?また、「GENBAx点検」を活用して、取り組みたいことや展望があれば教えてください。
丸田様:そうですね。4月から新しい現場で広げていきたいと考えています。2024年の10月にNETIS認定されたと聞いていますし施主へのアピールには間違いないかと。
また、役所の方が安全パトロールを見に来られた時は当社のDXにびっくりされていましたね!紙がないので!
どんなことをやっているの?と聞きたいと言わんばかりに興味津々と現場をご覧になられていました。
皆さん:まさに狙い通り!!

最後に、これからICT・DXを推進・導入されていく企業様に対して「肝」があれば教えてください。
丸田様:単純に常日頃から自分たちの「一番便利」を考えていることが重要です。加えて、現場はボトムアップの方がやりがいがありますし進むことは間違いないです。進めてみて思うのですが、やはり現場サイドに主導権がある方がDXは進むと確信しています。これまでのやり方で守るべきは守っていき、ICT・DXの活用に対して縛られるよりは自由に活用・応用していける環境が必要と考えています。
ありがとうございました。私たちも「GENBAx点検」の活用が広がるよう尽力いたします。
導入企業紹介
社名:株式会社丸田組 代表者:代表取締役 丸田 尚弘 本社所在地:北海道網走市南1条東1丁目13番地3 設立:1957年4月13日 URL:https://www.marutagumi.co.jp/
