【GENBAx点検事例】点検業務の工数を3分の2に!承認作業や書類検索などの負担も軽減し1ヶ月あたり3営業日分の工数削減に成功!岸本建設株式会社様(大阪府)

2026/09/02
導入事例

岸本建設株式会社は、大阪府摂津市に本社を構える建設会社です。

1943年から土木工事の専門業者として創業し、創業から80年以上が経った現在では、200名以上の従業員が在籍し、大阪と東京を拠点に活動しています。

2024年7月から、「GENBAx点検」の無料トライアルを実施いただきました。初回のお打ち合わせから無料トライアル完了までは、フロー整備などに時間を要することが多いのですが、岸本建設様におかれましては、わずか2ヶ月で本導入いただきました。

「GENBAx点検」のトライアル実施にあたっては、経営企画部の谷口様と、総務部の渡邊様に導入に向けての社内調整や稟議などを推進いただき、現場でのトライアルに関しては、機械事業部の久保様が環境の手配や現場での指示をご担当いただきました。

「GENBAx点検」の導入の背景や具体的な成果、導入に至る経緯などについて、導入に向けて導入に向けてご尽力いただいた3名に、お話を伺いました。

写真左から(機械事業部 久保様、総務部 渡邊様、経営企画部 谷口様)
写真左から(機械事業部 久保様、総務部 渡邊様、経営企画部 谷口様)

GENBAx点検について

「GENBAx点検」は、安全点検を効率化するツールです。建設機械の始業前点検のほか、設備や足場の点検、作業員の健康チェックなどあらゆる点検表をペーパーレスに。点検表の回収が不要、点検の承認をスマートに、安全点検業務の効率化を実現するサービスです。

2023年年末にα版リリースし、ご利用いただいた現場からフィードバックをいただきながら、2024年3月にβ版、4月には製品版をリリースしています。

2024年9月には国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS(ネティス)」に登録されました。

───はじめに、自己紹介や所属部署での役割などについて教えてください。

谷口様:私は5年前に弊社に中途入社しました。前職では、電気設備工事の会社に勤めており、前職時代より人手不足を痛感していました。弊社に入社しても同様の状況であり、年々採用者数が減少していました。

これでは今後の事業存続が危ういと感じ、採用媒体やホームページを活用し、採用活動を強化しました。浮き沈みはあるものの、毎年10人前後は採用できています。私の主たる業務は採用関連ですが、DXに関する業務では、同席している総務部の渡邊、機械事業部の久保へ、情報共有する役割として関わっています。

渡邊様:私は2024年10月に総務部に異動しましたが、以前は現場支援を行う生産事務部に在籍していました。現在、総務部では、PCやシステムの管理を行っています。

久保様:私は機械事業部のテクノ企画部に所属しており、ICT施工のデータ作成を中心に業務を行っています。前職では、製造業で設計や生産管理などに携わっていました。

───組織・部署のDX推進の取り組み状況について教えてください。

渡邊様:全社的に見て、DX化に関する意識は高くはないと感じていますが「GENBAx点検」の導入に携わったメンバーはDX化の価値について実感している様子でした。今後は、業務効率化を目指してDX化をさらに推進していく予定です。

───SORABITOや「GENBAx点検」を知ったきっかけと、話を聞いてみようと思った理由について教えていただけますか?

谷口様:私が、SORABITOの会長である青木さんからX(旧Twitter)でDMをいただいたことがきっかけです。

これまでDX化を目的として、請求書のデジタル化サービスなどを導入してきました。これらのサービスの活用によって、管理者側は工数が削減され、業務効率の改善を実感していました。一方で、現場が普段行っている点検業務や、レンタル建機の手配などを効率化するサービスは少ない印象があったため、実際に導入することで、どのようなメリットがあるのか不明瞭でした。

そこで一度「GENBAx点検」について詳しくお話を伺ってみようと考えたのです。

───初回商談から無料トライアル・導入まで、異例の2ヶ月という速さでした。意思決定が非常にスピーディーでしたがその理由を教えてください。

久保様:「GENBAx点検」のトライアルを行った際に、点検業務をクラウドサービスで管理することの便利さを実感しました。

所長はコスト管理にシビアですが、現場のメンバーが全員「GENBAx点検」を毎日使用して点検を行っていたので、サービスを継続するために、本導入に至りました。

全社での導入ではなく、現場単位での導入がスタート地点だったため、他社と比べてもスピーディーに導入できたのではないかと思います。

───新しいツールの導入への抵抗や社内からの意見などはなかったですか?

久保様:もともとトライアルを実施した現場の担当者が、他現場で元請企業が用意していたクラウドの始業前点検サービスを利用していたため、クラウド点検サービスに大きな抵抗がなく使ってもらえました。承認担当者から最初に利用方法の問い合わせがありましたが、その後はスムーズに運用できています。

所長以外の現場のメンバーは20代を中心とした若い年代であり、デジタルに親和性が高い点も、活用定着につながったと感じています。

───トライアルを行ったことで、新たな課題の発見や、気づきはありましたか?

久保様:大きな課題などはありませんでしたが、協力会社の方が点検したものを承認する担当者自身も、現場の作業員だったため、代理承認が難しく、承認フローを変更しました。

私たちの現場は、業務効率化に対する意識が高いメンバーが多かったので、スムーズに運用できました。

───今後、他の現場で導入をする際に、ポイントとなる点はありますか?

渡邊様:現場での導入は、メンバーの声が広がりやすく、伝わりやすいというメリットがあります。しかし、それを全社で実行しようとすると、どうしても伝播しにくいため、浸透には時間が必要です。少しずつ拡げていくことが重要です。

谷口様:弊社の売上の大半は、1次下請の現場となっています。元請け現場での導入に比べて、下請けの現場では弊社以外のさまざまな業者も関わっているため、「GENBAx点検」の導入を打診しても、導入が進みづらいのではないかと考えています。

また、点検作業の効率化に着目している方は少ないように感じています。私たちのような一次請けをしている業者から活用を提案していくことで、岸本建設の価値の向上にもつながると信じています。

───導入の効果について教えていただけますか?

久保様:「GENBAx点検」を使用している現場のメンバーからは、9台ある建機の点検の際に、1台あたり一度の点検業務にかかっていた時間が15分から10分に短縮できたと喜びの声が上がっています。現場全体で見れば、承認作業や書類検索の負担も軽減され、紙に記録していた頃と比較すると、1ヶ月あたり、おおよそ3日営業日分の時間が短縮され、人的コストもその分削減することができました。

点検する項目は導入以前と同様ではありますが、紙ベースでの運用と比べると大幅に効率化された印象を受けています。また、操作が簡単で使いやすいという声も聞いています。

───こういった取り組みが社内で話題になることはありますか?

渡邊様:ツール導入の際に、社内でアナウンスするフローなどがないため、残念ながら全社には伝わっていません。このようなことも弊社の課題だと感じています。現場の声を聞きながら、全社に展開できるよう取り組んでいきたいですね。

───SORABITOのサービスを活用して、取り組みたいことや展望があれば教えてください。

久保様:私たちは自社で重機を保有しているため、「i-Rentalシリーズ」とも連携できるといいですね。現場ごとに重機を登録するのではなく、保有している重機を誰でも簡単にまとめて登録できて、使用される現場で点検作業もできるようになったら便利ですね。

渡邊様:「i-Rental点検」については、ある程度の重機の数が必要になるかと思いますが、弊社のように小規模であっても導入できるようなプランができれば、もっと色々な現場で活用できると思っています。

谷口様:弊社では道路や鉄道等のコンクリート構造物の構築等の仕事が多い傾向にあります。このような現場においては、重機土工の現場に比べて、未だICTの活用は進んでいないのが現状です。

そのような中で、私たちが元請企業に対して、デジタルツールを活用した業務効率化を提案することは重要だと考えています。「GENBAx点検」の活用事例を作り、積極的に発信していくことによって、他の現場に展開されていくのではないでしょうか。

SORABITOが提供している「i-Rental 点検」や「GENBAx点検」は、多くの人が当たり前に対応しているけれど、実は手間がかかる業務を効率化するサービスです。

この手の業務は、意外と多いと思っており、点検関係や書類関係の業務の手間を削減できるサービスが拡充されると、より良い世の中になるのではないかと感じています。

弊社も更なる業務効率化に取り組んでいく中で、御社と共に、課題や解決策を見つけていきたいですね。